読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

阿吽の喧嘩。

矛盾してる。だが、それでいい。

平等な衝撃

 

 

『私は社員を平等に扱う』

とあの人は言った。

 

それからというもの、平等に扱われた事は一度もないと思うが最近になって分かってきた。なぜ、あの人はあんなに差別しながら恥ずかしげもなく『平等』などと言えるのか。ずっと考えていた。

あの人は適当に嘘をついていたわけではなかったようなのだ。まず、あの人は人物を見る。瞬間的に敵か味方か、自分の言うことを素直に聞く奴かどうかという基準でランク付している。この勝手なランク付けを僕はずっと「不平等」じゃないのかと腑に落ちないままだったのだが、あの人は『私は全社員に平等にこのランキングを当てはめておる!故に私は、社員を平等に扱っておるのや!!』

と考えているようなのだ。

客観的に仕事できるかどうかより、このランキングで評価が分かれるので、不満を持つ人は多いけど、そんな事は今さらな話である。

僕は静かな衝撃を受けたのだ。そうか!あの人の平等ってこれか!っていう感覚が自分の中に降りてきた時の妙な感動があったので一応、書き留めて置く事にした。

しかし、書いてみると意外と普通な事実のようにも思える。でも、自分と、あの人の「平等」にはここまでの隔たりがある、と感覚的な理解ができたのは何か大きな変化だと、そう思うのだ。

人が他人をどういうモノサシで測っているかは、なかなか難しいな。